Second Lifeとは:ブクマ代わりに転載毎度毎度ごめんなさい。

# Second Lifeについて雑感、個人の経済活動について。個人レベルでは、お金儲けはおろか、注目を集めることさえもすごく難しい。服やら装飾品やらは無料でいいものが沢山ある。フリーソフトシェアウェアの関係に似ている。昔はアマチュアシェアウェア作家とでも呼ぶべき人達がたくさんいたが、今のシェアウェアほとんどプロによるものか、企業の製品である。Second Lifeではその歴史が短い時間の間で繰り返されたのだろうと推測する。イベントや観光スポットも十二分にある。いま個人が何かを作ったり何かを企画したりしても、ちょうど現実にTシャツを作ったりライブを企画したりするのと同じで、まず人を集められない。Blogやら何やらがあるじゃん、というのは現実においても同じなので、あまり変わらない。毎日ビラを配っていたらちょうど通りがかったサークルの先輩にコネクションがあって…みたいな、ちょっとした成功話が大きく伝わるのも現実と同じ。

# Second Lifeについて雑感、企業の経済活動について。なぜインタフェースが仮想三次元空間である必要性が見えない。WWWのほうが洗練されている。仮想三次元空間だけでなにが出来るのか、ほとんど何も見つかっていない。歴史的に考えても、WWWではなく仮想三次元空間だけで満たされる、人間の欲求はおそらく何もない。このような状況で、あんまり企業の注目を集めすぎるのはよくないのではないかと心配になる。

# Second Lifeについて雑感、社会について。プレミアム会員は意外と少ないらしい。今は初期のWWWやmixiと同じ、「中にいることの楽しさ」が強い。もっと普及した時に、インターネットのようにコミュニティとしては薄められながら無数の人のインフラとして受け止められるのか、mixiのようにコミュニティとして強化されながら中毒的なユーザの社交クラブとして受け止められるのか、興味がある。

# Second Lifeについて雑感、システムについて。好きなだけ使えるテレポート、いくらでも持てるインベントリー、柔軟性のあるスクリプティング、充実した検索など、思い切った割り切りでたいへん素晴らしい。

# Second Lifeについての現時点の感想。ビジネス面での野暮な活用が先行しなければ、コミュニケーション・インフラとしての未来は明るい。IRCみたいな存在になれればいいのではないかしら。駄目か。

http://youkoseki.com/diary/2007/02/13#p2